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柏市防犯協会は、犯罪のない明るい社会をつくることを永遠の理想とし、社会環境の浄化を推進し、警察の防犯活動などに積極的に協力して、住民と警察による一体となった防犯活動の推進を図ることを目的としています。

女性防犯指導員の県外研修に参加

平成27年9月18日(金)千葉県防犯協会が主催する県外研修に参加し,大田区池上自主防犯パトロール隊の活動を視察しました。
大田区池上自主防犯パトロール隊は,地域の主婦が中核となり発足しました。今では行政や地元企業等も巻き込み,様々な活動を展開しており,その活動が高く評価され,平成21年に発足7年で「内閣総理大臣表彰」を受賞されています。
今回の視察では,池上駅付近において,池上自主防犯パトロール隊と一緒にキャンペーン活動を実施しました。
また,同日に開催された意見交換会では,隊発足時の御苦労や日々の活動の様子などを伺い,下町ならではの住民達の繋がり・結束力の強さで,パトロール隊として生き生きと自信を持って活動されていることを感じることができました。
何よりも驚いたことは,隊員一人ひとりが自分の出来ること・その活動に活かせる特技など,犯罪の抑止のため,あらゆる取り組みをされていることです。最後には,隊員手作りの紙芝居(母さん助けて詐欺)を御披露してくださいました。
今回の視察研修は大変参考になるものでした。我々視察団に快く対応をしていただきました,大田区池上自主防犯パトロール隊の皆さまに厚く御礼申し上げます。
当協会からは3名の女性防犯指導員に御参加いただき,その中のお一人から感想が寄せられました。
御本人様に承諾を頂きましたので,掲載させていただきます。

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●参加の感想

駅前に到着したのは予定より少し早く、参加者が徐々に集まる様子が間近に見えた。

誰もが顔見知りの様で其々に挨拶を交わしている。キャンペーンの幟が数本、街の案内図に据え付けられた。
旗で地図が覆われても気遣う様子もないのが、日頃から活動して街中 に認められている証なのだと感じられた。
その中でひとり、眼鏡のご婦人が満面の笑顔で 集まってきた一人ひとりのそばに寄り言葉をかけていた。
後でその方がPSI代表の吉崎さんだと分かり、彼女の如才のない自然なようすが納得できました。

池上署の方の合図とともにスタートした街頭キャンペーンは、自分達もチラシとマスクを貰い加わらせていただくのだが、さすがの自分も私服のままでは呼びとめることが難しく感じられ、持ってきた蛍光ベストを急いで羽織り、年配の方を目指して「振込め詐欺にご注意ください」と呼びかけた。

通常はかなりの部数を手分けして30分から一時間弱かけて配るそうだが、今日は少なかったとの事、おそらく我達の研修のため早めに切り上げてくださったのだろう‥、恐縮です。

駅から社務所までは、コーヒーや揚げ物の匂いのする商店街を抜け、広いバス通り沿いを歩く。
道々の足元には繁華街特有のゴミがまるで無い。これも日々商店街の方たちと協同で防犯活動に携わっている現れなのだと感じる。

徳持神社での交流は、吉崎代表から発足の理由、当時たった4人で手探りから始まった苦労された話、資金もなくすべて手作りしてきた話、活動に協力する仲間がだんだんと増えていった様子。聞くものすべてが、今自分達が活動している事と相反するように想えてくる。

同席したPSIの方たちは私と同年代かそれより上の方たちでした。
「自分達の特技を代表が見い出してくれるので、それを生かして活動に参加している」「人数が多いので全員が会う機会はないがPSIの一員です」と誇らしげに言い切られました。

PSIの活動はホームページからも知ることが出来ます。
自分のこれからの活動が幾らかでも彼女たちに近づけたらと思いながら社務所をあとにしました。

PSI池上自主防犯パトロール隊が、これから先も永く永くそして皆さんに事故がなく安全に活動が続けられることをお祈りいたします。

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