柏市防犯協会活動報告
地域防犯ボランティア県民大会
2016地域防犯ボランティア県民大会において防犯功労表彰と防犯ポスター展が実施されました。
秋晴れの10月14日、千葉県安全で安心なまちづくり旬間の一環として「2016地域防犯ボランティア県民大会」が千葉県青葉の森公園芸術文化ホールに於いて開催されました。
大会において,千葉県内の防犯ボランティアへ,その活動や功績に対する表彰が行われ,柏市からは千葉県防犯協会防犯功労者表彰3名・同功労団体1団体・優良防犯指導員42名が表彰されました。
功労表彰の他にも,基調講演として淑徳大学コミニュティ政策学部長 山本功教授の「犯罪をみる三つの人間観 -善悪,性悪,白紙ー」と題し,犯罪を起こさない土壌作りは地域の防犯力であり,挨拶をかわす地域との繋がり・防犯パトロールの重要性などお話され,参加された皆様の日々の活動の後押しとなりました。
休憩の後,千葉県警察音楽隊の演奏では大河ドラマ真田丸や朝の連続テレビ小説の主題歌の生演奏に,迫力の映像が目に浮かびました。また「電話de詐欺」防止キャンペーンソングも披露され,「あれ?もしかして??慌てず必ずカクニンダー!」と皆さんの耳にしっかり残りました。
会の最後に大会宣言を行い,会場の皆さんと声高らかに「みんなでつくろう 安心の街」と締めくくりました。
また,ロビーおいて,千葉県内で優秀な成績を修めた防犯ポスター展が開催されました。
防犯ポスターの作成は,少年の健全育成と県民の防犯意識の高揚を図ることを目的とし,小学5・6年生と中学1~3年生を対象に募集されています。
柏市からは420点の応募作品があり,市の審査を経て優秀な作品を県審査会に提出したところ,柏第五小学校から1作品・西原中学校から2作品が千葉県の審査においても優秀な成績を修めました。
受賞された皆さまには改めて御祝い申し上げます。
土南部支部の新栄町町会が功労ボランティア団体として表彰されました
平成27年9月24日(木)に開催された全国防犯協会連合会・警察庁主催の「平成27年全国地域安全運動中央大会」に於いて、新栄町町会が全国30団体、県内で唯一、功労ボランティア団体として表彰されました。誠におめでとうございます。
この賞は、地域安全活動を実施しているボランティア団体を対象とし、自主性・地域性があり特に活発な活動をされ、全国の他団体の模範となるような団体を表彰するものです。
新栄町町会は昭和36年に活動を開始し、平成19年に「地域防犯情報センター」として千葉県警察に指定を受け、子供の見守り・青色回転灯装備車両によるパトロール、近隣町会と合同で行う防犯キャンペーンなどに活動し、その功績が評価され、この度の受賞に繋がりました。この受賞を励みに更なる地域安全活動に邁進していただけることを期待しています。
女性防犯指導員の県外研修に参加
平成27年9月18日(金)千葉県防犯協会が主催する県外研修に参加し,大田区池上自主防犯パトロール隊の活動を視察しました。
大田区池上自主防犯パトロール隊は,地域の主婦が中核となり発足しました。今では行政や地元企業等も巻き込み,様々な活動を展開しており,その活動が高く評価され,平成21年に発足7年で「内閣総理大臣表彰」を受賞されています。
今回の視察では,池上駅付近において,池上自主防犯パトロール隊と一緒にキャンペーン活動を実施しました。
また,同日に開催された意見交換会では,隊発足時の御苦労や日々の活動の様子などを伺い,下町ならではの住民達の繋がり・結束力の強さで,パトロール隊として生き生きと自信を持って活動されていることを感じることができました。
何よりも驚いたことは,隊員一人ひとりが自分の出来ること・その活動に活かせる特技など,犯罪の抑止のため,あらゆる取り組みをされていることです。最後には,隊員手作りの紙芝居(母さん助けて詐欺)を御披露してくださいました。
今回の視察研修は大変参考になるものでした。我々視察団に快く対応をしていただきました,大田区池上自主防犯パトロール隊の皆さまに厚く御礼申し上げます。
当協会からは3名の女性防犯指導員に御参加いただき,その中のお一人から感想が寄せられました。
御本人様に承諾を頂きましたので,掲載させていただきます。
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●参加の感想
駅前に到着したのは予定より少し早く、参加者が徐々に集まる様子が間近に見えた。
誰もが顔見知りの様で其々に挨拶を交わしている。キャンペーンの幟が数本、街の案内図に据え付けられた。
旗で地図が覆われても気遣う様子もないのが、日頃から活動して街中 に認められている証なのだと感じられた。
その中でひとり、眼鏡のご婦人が満面の笑顔で 集まってきた一人ひとりのそばに寄り言葉をかけていた。
後でその方がPSI代表の吉崎さんだと分かり、彼女の如才のない自然なようすが納得できました。
池上署の方の合図とともにスタートした街頭キャンペーンは、自分達もチラシとマスクを貰い加わらせていただくのだが、さすがの自分も私服のままでは呼びとめることが難しく感じられ、持ってきた蛍光ベストを急いで羽織り、年配の方を目指して「振込め詐欺にご注意ください」と呼びかけた。
通常はかなりの部数を手分けして30分から一時間弱かけて配るそうだが、今日は少なかったとの事、おそらく我達の研修のため早めに切り上げてくださったのだろう‥、恐縮です。
駅から社務所までは、コーヒーや揚げ物の匂いのする商店街を抜け、広いバス通り沿いを歩く。
道々の足元には繁華街特有のゴミがまるで無い。これも日々商店街の方たちと協同で防犯活動に携わっている現れなのだと感じる。
徳持神社での交流は、吉崎代表から発足の理由、当時たった4人で手探りから始まった苦労された話、資金もなくすべて手作りしてきた話、活動に協力する仲間がだんだんと増えていった様子。聞くものすべてが、今自分達が活動している事と相反するように想えてくる。
同席したPSIの方たちは私と同年代かそれより上の方たちでした。
「自分達の特技を代表が見い出してくれるので、それを生かして活動に参加している」「人数が多いので全員が会う機会はないがPSIの一員です」と誇らしげに言い切られました。
PSIの活動はホームページからも知ることが出来ます。
自分のこれからの活動が幾らかでも彼女たちに近づけたらと思いながら社務所をあとにしました。
PSI池上自主防犯パトロール隊が、これから先も永く永くそして皆さんに事故がなく安全に活動が続けられることをお祈りいたします。